自宅の整理をしていたら、以前購入した昔の小説が出てきました。
小説の分野は、幻想小説の領域にあるもので、終戦後に発行された小栗虫太郎の有尾人。
日正書房という現在は存続していないと思われる会社から昭和22年に出版された短編集で、本題以外に大暗黒、水棲人の3つの短篇が収録されているものです。
探検小説の副題がこの単行本に出ているとおり、有尾人の作品では、赤道中央アフリカのコンゴ北東部にある「悪魔の尿溜」という秘境が紹介されています。
これは、小説上の設定で架空の秘境らしいですが、ありえないくらいのネーミングでインパクトがあります。